お菓子をもっと魅力的に見せるために大活躍するのが食用色素ですが、普段はあまり目にしないため、どこで買えるのか、どう使えばいいのか知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、「100円ショップで食用色素は買えるのか？」という疑問を持つ人が多いことが調査で判明しました。
ダイソーでは扱っていない場合が多いですが、セリアなどでは見つかることがあります。
この記事では、100円ショップでの食用色素の取り扱いに関して、「安全に使えるのか?」「どこで見つかるのか?」「他にどんな選択肢があるのか?」という疑問にお答えします。
100円ショップでの食用色素の探し方
ダイソーでは見つからないかもしれませんが、セリアなら食用色素を見つけることができますよ。
日常的に足を運ぶお店でも、特に探していないと目につかないものですよね。
食用色素もその一つで、探すまで気づかないかもしれません。
セリアで食用色素を探す時のポイントをいくつか紹介します。
販売されている食用色素は、“食品用着色剤”や”粉末色素”として置かれていることが多いです。
お菓子作りコーナー
セリアでの最初のチェックポイントは「お菓子作りコーナー」です。
このエリアでは、飾り用の砂糖やベーキングパウダーなどが並ぶ近くで食用色素を見つけられることがあります。
デコレーション用のチョコレートペンなどと一緒に置かれていることもありますね。
見つからなければ、クッキー型やケーキ型があるセクションも探してみましょう。
季節のイベントコーナー
100円ショップは、クリスマスやバレンタインデー、ハロウィンなどのシーズンに合わせて「季節のイベントコーナー」を設けることがあります。
そこでは、手作りお菓子に使える食用色素が季節ごとに特別に用意されることがあるので、ぜひチェックしてみてください。
普段とは違う場所に食用色素が移動していることもありますよ。
100円ショップ以外での食紅の入手先
100円ショップ以外でも、食紅は簡単に見つけることができます。
特に、スーパーマーケットのお菓子作り用品のエリアによく置かれています。
店によって異なりますが、バニラエキスのような小瓶の製品が並んでいる棚や、調理用調味料のコーナーにも置かれることがあります。
後者の場合、はちみつやケーキシロップなど、甘味料が並ぶ棚を見てみるといいでしょう。
もし見つからなければ、店員さんに尋ねるのが一番早いです。
商品を陳列するスタッフなら、どこにあるか具体的に教えてくれるでしょう。
ただし、在庫切れや取り扱いのない場合もありますので、行く前に電話で確認するのがおすすめです。
100円ショップで手に入る食紅の色
セリアをはじめとする100円ショップでは、様々な色の食紅が手に入ります。
基本的には赤、青、黄、ピンクの4色がありますが、ハロウィンや特別なイベントの時期には、紫や黒などの珍しい色も登場することがあります。
食紅は大体1年が賞味期限とされているので、必要な色が見つかったら早めにゲットすると良いでしょう。
また、赤と青を混ぜて紫を作ったり、赤と黄でオレンジを作るなど、基本的な色を組み合わせて新しい色を作ることができます。
色を混ぜることは、手作りする楽しみの一つです。
ただし、食紅を使用する際には、均一に色を混ぜ合わせるために、粉末をぬるま湯でしっかりと溶かしてから使うことが大切です。
そうすることで、混ぜ合わせた色の正確な仕上がりを確認することができます。
ダイソーで食用色素が見つからないときの対処法
もしダイソーで食用色素を見つけることができなかったら、他の場所で見つけたり、別の素材で代用する方法があります。
100円ショップ以外で食用色素を探すなら、次のような店舗がおすすめです。
- セリアのような他の100円ショップ
- イオンやイトーヨーカドーなどの大手スーパーマーケット
- カルディやクオカ・富澤商店のような輸入食品店
- ジュピターや阪急オアシスなどの高級食品店
業務用スーパーやドン・キホーテでも取り扱っていることがありますが、店舗によっては在庫がない場合があるので、事前に確認が大切です。
また、地元の小さなスーパーでも見つかる可能性がありますが、色の種類に限りがあるかもしれません。
コスモスなどのドラッグストアにも置いてあることがあります。
近くで手に入らない場合は、オンラインショップが便利です。
ただし、送料がかかる点は注意が必要ですが、送料無料サービスやまとめ買い割引を提供している店舗もあるので、そういったオプションを利用するといいでしょう。
100円ショップで売られている食用色素は通常1g入りで、かなり経済的です。
少量でも生クリーム200ccを染めるのに2〜3回使えるほどです。
ただし、オンライン購入だと到着まで時間がかかることがあるため、急ぎで必要な場合には困ることがあります。
急いでいて近所で見つからない時は、食用色素の代わりになる材料を使うのも一つの方法です。
驚くほど身近にある食材で色付けができるので、そんな素材を代用品として使ってみましょう。
これから、そんな代用になる食材をいくつか紹介します。
かき氷シロップ
かき氷シロップは、赤、青、緑、黄色といった豊富な色のバリエーションを持ち、食用色素の良い代替えになります。
ただし、使用時にはその甘さと水分量に注意が必要です。
かき氷シロップは非常に甘く、水分も多いため、特に生クリームに使用する際は泡立て具合に工夫が必要になります。
色が薄くなる可能性もあるため、その点も検討しましょう。
バタフライピー茶
バタフライピー茶は鮮やかな青色を持つハーブティーで、青色の食用色素の代わりとして使えます。
この自然由来の色素は、少量のお湯で抽出するか、直接食材に茶葉を加えることで色を付けることができます。
ただし、直接加える場合は焼き菓子に限ると良いでしょう。
得られる色は青紫に近いですが、しっかりとした色付けが可能です。
純ココア
純ココアは茶色の食用色素の代替品として優れています。
色付けには「純ココア」の使用をお勧めし、「ミルクココア」などの粉末ミルクが含まれる製品は避けた方が良いです。
深い黒色が必要な場合はブラックココアパウダーが使えます。
溶かす際は少量のお湯を使うことで綺麗に色が出ますが、ココアの香りや苦味が強まる可能性があるため注意しましょう。
抹茶パウダー
抹茶パウダーは自然な緑色の食用色素の代わりになります。
発色が少し暗くなる可能性がありますが、お湯で溶かしてから使用することで均一な色付けができます。
抹茶パウダーは水分を吸収しやすい性質があるため、適切に溶かしてから使うことで、お菓子や料理の水分量を保つことができます。
ビーツパウダー
ビーツから作られるビーツパウダーは、自然な赤色を提供する食用色素の素晴らしい代替品です。
ビーツパウダーはわずかな甘みがあり、香りも強くないため、多くの料理やお菓子作りに適しています。
その自然な色彩は食用色素の赤として使用するのに適しており、風味付けにも役立ちます。
ダイソーでの食用色素の安心購入ガイド！成分のお話
お菓子作りや料理で色鮮やかな彩りを加えたくなったとき、使う食用色素の安全性が気になりますよね。
100円ショップで手に取る「食用着色料」、その中身ってどうなってるの? と疑問に思う方もいるかもしれません。
しばしば「着色料は体に悪そう」というイメージがあります。
ですが、ご安心ください。
100円ショップで見つかる食用色素は、みんな安全に使えるものばかりなんです。
その中でも主流を占めるのが「タール色素」という、石油から作られる色素です。
具体的には「アゾ色素」と呼ばれるタイプがよく使われています。
石油が原料と聞くと少し不安になるかもしれませんね。
でも、実際には食用色素を健康に害を及ぼす量で摂取することは稀です。
成人で問題となる量は、一度に200～300gも摂取するとされていますが、普段使う量では到底及びません。
さらに、日本で売られているすべての食用色素は、厳しい安全基準をパスしています。
だから、100円ショップのものでも心配なく使えるわけです。
それでも「石油由来はなんだかなぁ」と思う方へは、セリアで売っている「天然由来」の食用色素がおすすめです。
天然由来のものは、植物やコチニール虫から抽出された色素を使っています。
コチニール色素などはその一例ですが、「虫から取る色素」って聞くと少し抵抗があるかもしれませんね。
実際、コチニール色素が原因でアレルギー反応を示すケースが報告されていますが、これは虫のタンパク質が関係しているとされています。
日本国内での報告は1960年代以降で20件ほどと、かなり少なめです。
普段からコチニール色素が含まれる食品や化粧品を問題なく使用しているなら、大きな心配は不要です。
しかし、アレルギーが気になる方は避けた方が無難です。
結局のところ、日本で販売されている食用色素は、化学由来であれ天然由来であれ、安全に配慮されています。
どちらのタイプも、信頼できる安全基準に基づいて市場に出されているので、安心して使って大丈夫ですよ。
まとめ
ダイソーでは見つけられないこともありますが、セリアなどの100円ショップで食用色素を見つけることは十分可能です。
特に、セリアではお菓子作りのアイテムを扱うエリアや、季節に応じて設けられるイベントコーナーが探しやすい場所です。
基本的に赤、青、黄、ピンクの色が手に入り、季節によっては紫や黒といった特別な色の食用色素も見つかることがあります。
また、もし手に入らない時のための代替品も存在します。
セリアを含む100円ショップで扱われている食用色素は、安全性についてもしっかりと確認されており、安心して使うことができます。
これを使えば、自家製の料理やスイーツに手軽に色を加え、見栄えを良くすることが可能になります。
これまで生クリームの飾りつけが中心だったものから一歩踏み出し、食用色素を活用したカラフルなスイーツ作りに挑戦してみるのも楽しそうです。
レインボーケーキやカラフルなマカロンを想像するだけでワクワクしますね。
それでは、今回はここまでとさせて頂きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
