大学の卒業式は出席が任意で、参加しなくても卒業には何の影響もありません。
成績に影響が出ることもありません。
それでも、卒業式を欠席した後に後悔することがあるのか、またそう決めた学生はどのくらいいるのか、気になる方も多いでしょう。
この記事では、次のテーマに焦点を当てています。
- 卒業式を欠席して後悔することは?
- 卒業式を欠席する学生の割合
- 卒業証明書や学位証書の受け取り方
- 卒業式を欠席する理由
- 卒業式の所要時間と流れ
- 卒業式を欠席する際のマナー
卒業式を欠席して後悔はあるのか?
実際には、多くの学生が卒業式を欠席しても「後悔はない」と報告しています。
一部には、卒業式には参加せず、その後の集まりやパーティーだけに顔を出す人もいます。
高校までの卒業式と違って、大学の卒業式では個人の名前を呼ばれる機会が少なく、特にすることがないため、式への感慨も薄いかもしれません。
卒業式への出席は自由で、特に以下のような特徴があります。
ですから、無理に出席する必要はありません。
無理に出席したことで、逆に後悔してしまう人もいるようです。
自分の気持ちで決めることが大切ですね^^
それでも、「参加すべきか迷っている」、「参加しなかった後に後悔しないか心配」という方は、学生生活の重要な区切りとして出席を考えることも一つの選択です。
迷っているなら、後悔を避けるためにも卒業式への参加を検討してみてはいかがでしょうか。
また、大学の卒業式では、式の途中で退席することが許されている場合があるそうです!
大学卒業式を欠席する学生の割合
大学卒業式に出席しない学生は、全体の約10%に上ると言われています。
たとえば、2,000人の学生がいる大学であれば、約200人が卒業式に参加しない計算になります。
日本全国を見ても、かなりの数の学生が卒業式に出席しない選択をしていることが分かります。
卒業式では通常、卒業証明書や学位証明書が渡されるため、式に参加しないとこれらの大切な書類を直接手に入れるチャンスを逃してしまいます。
就職活動で卒業証明書の提出が必要になることも多いので、これらの書類をしっかり受け取ることが大切です。
卒業式に参加しない場合の卒業証明書や学位証明書の受け取り方については、後ほど詳しくご紹介します。
大学卒業式に参加しない選択:その理由と考え方
大学卒業式への参加を見送る学生には、「参加が困難な状況」や「参加する意欲がわかない」という二つの主な理由があります。
ここでは、実際に卒業式を欠席した人たちの具体的な事例をもとに、これらの理由を詳しく見ていきましょう。
参加が困難なケース
卒業式を欠席する一般的な理由には、次のようなものがあります。
- 卒業式の日に就職活動の面接があった。
- 卒業前に始まる新入社員研修があった。
- 引越しや準備で忙しく、式に出席できなかった。
3月になると新しい生活の準備や職場での研修が始まるため、卒業式よりもこれらを優先する必要が出てきます。
私の周りでも、就職や新生活の開始に伴い引越しをして卒業式を欠席した人は少なくありません。
特に、4月の新学期が始まる前の3月末に引越しをする人が多いです。
遠方に引越した場合、卒業式のためにわざわざ戻るのが難しい状況もありますし、一人暮らしをしていた学生が卒業を機に節約のため実家に戻ることもあります。
参加意欲がわかないケース
参加への意欲がわかない理由としては、以下が考えられます。
- 卒業式に特に興味が持てない。
- 卒業式の衣装にお金をかけたくない。
- 親しい友人と一緒に出席できない。
- 寒い季節にわざわざ出向くのが億劫。
卒業式に対してあまり関心がなかったり、友人と一緒にいられなかったり、別の優先事項があったりすると、式への参加をためらうことがあります。
卒業式を欠席した80人を対象にしたアンケートでは、「欠席して良かった」と答えた人が80%に上り、以下のような結果が得られました。
- 欠席して良かった:80%
- どちらとも言えない:13%
- 出席すればよかった:7%
この結果から、卒業式への参加に消極的な場合、無理に出席する必要はないという意見が多いことがわかります。
卒業式に出席しなくても、大学を卒業したこと自体を誇りに思い、その日を自分を称える特別な日として捉えることが重要です。
大学卒業式の流れと時間
通常、大学の卒業式は開始から終わりまで約1時間かかります。
これは、高校やそれ以前の卒業式とは異なり、学生の入退場行進や個別に名前を呼ばれること、集団での歌唱などが行われないためです。
その結果、卒業式の前に特別な練習をする必要もありません。
【卒業式の一般的な進行】
- 開会挨拶
- 校歌斉唱
- 卒業証書および学位証書の授与
- 学長の祝辞
- 理事長や特別ゲストの祝福の言葉
- 閉会挨拶
さらに、次のような項目がプログラムに加わることもあります。
- 在学生による送辞
- 卒業生代表の答辞
- 記念品や表彰の授与
校歌の斉唱は、合唱団の生演奏やCDの再生など、様々な方法で行われ、歌詞を知らなくても大丈夫です。
卒業証書や学位証書は、各学部や専攻の代表がステージで受け取ることもありますが、大多数の学生は式の後で直接受け取ります。
学生数が多い大学では、全員がステージ上で受け取るのは不可能です。
小学校や中学校の卒業式でよくあるように、一人一人が別れの言葉を述べたり、校歌や卒業ソングを歌ったり、立ったり座ったりの練習をすることは、大学の卒業式にはありません。
そのため、卒業式では主に友人との会話や記念撮影を楽しむことが、大切なひとときとなります。
卒業式に参加しないときのマナー
卒業式に出席しないことを選んだとしても、大学時代にお世話になった先生やスタッフ、友達、後輩には感謝の気持ちを伝えることが大切です。
特に、多大な支援を受けた方々には、卒業式への不参加をあらかじめ知らせておくべきでしょう。
何も言わずに去ってしまうと、後で後悔することにもなりかねません。
新しい生活を始めるにあたり、これまでの支援に対して感謝の気持ちを忘れずに、適切に挨拶をしましょう。
大学卒業式を欠席した場合の卒業証明書と学位証明書の取得方法
大学の卒業式に参加しないことを選んだ場合でも、卒業証明書や学位証明書は、後日自分で大学に取りに行くか、郵送で受け取る方法があります。
これらの書類を取得する際には、普通、学生証や身分証明書の提示が必要になることがあります。
ただし、これらの文書を手に入れるためには、決められた期間内に手続きを完了させる必要があります。
期限を過ぎてしまうと、書類を受け取れなくなるため、注意が必要です。
直接大学を訪問して受け取る
卒業式に出席しない予定なら、あらかじめ学生支援課など関連する部署にその旨を伝えておくべきです。
学生支援課が休業する春休みや祝日には、事前通知なしに訪問しても対応してもらえないことがあります。
卒業証明書や学位証明書を受け取る期間は通常事前に設定されています。
そのため、その期間を確認し、期限内に受け取りに行くようにしましょう。
郵送で受け取る
遠方に住んでいるなどの理由で大学に直接行けない場合は、郵送で卒業証明書や学位証明書を受け取ることができます。
手続きの詳細は、大学の公式ウェブサイトに記載されていますが、わからないことがあれば学生支援課に問い合わせることをお勧めします。
郵送で受け取る際に必要なものには、以下が含まれます。
申請書には、卒業した学部や卒業年度、住所や連絡先など、いくつかの項目を記入する必要があります。
手数料については、学内の券売機で収入証紙を購入する場合もあるため、事前に大学に確認しておくと良いでしょう。
準備は余裕をもって行い、手続きに不備が出ないようにしましょう。
卒業証明書の取り扱いについて
卒業証明書は、必要に応じて大学から発行される正式な書類です。
通常、就職や転職の際に提出が求められます。
もし卒業証明書をなくしてしまった場合でも、大学への連絡により再発行を依頼することができます。
ただし、その際には手数料が発生することがあるので、再発行に必要な手続きや書類については事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ
この記事では、「大学卒業式を欠席する際の後悔の有無、欠席者の割合や理由、注意すべき点」について詳しく説明しました。
卒業式を欠席する多くの人が、特に後悔はしていないと報告しています。
でも、もし参加するか迷っているなら、式に出席することを検討してみてください。
卒業式を欠席する学生は全体の約10%と言われています。
卒業式に出席しない場合でも、後日大学から卒業証明書や学位証明書を受け取る方法はあります。
卒業式を欠席する主な理由は、「参加が難しい事情がある」と「参加する意欲がない」の2つに分かれます。
大学の卒業式は平均で約1時間です。卒
業式に出なくても、お世話になった方々への感謝の気持ちはしっかり伝えましょう。
卒業式への出席は必須ではありませんが、これからの社会人生活への準備を進めることが何よりも重要です。
大学生活での自分の成長を誇りに思い、新たな人生のステップへ踏み出しましょう!
それでは、今回はここまでとさせて頂きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。