メルカリでの出品時に使える「理想価格設定」機能についてご説明します。
出品している商品に「¥〇〇でこの商品を欲しいと思っている人がいます」という通知がくることがあります。
しかし、この通知に従って価格を下げても、実際には購入されないこともあるため、出品者は時にイライラすることがあります。
そこで、この記事ではメルカリの理想価格設定機能の使い方、出品者がこの通知を無視できるかどうか、さらには価格設定をしたユーザーの情報が外部に漏れる可能性について詳しく解説します。
メルカリの新機能「理想価格設定」の全貌
メルカリが2023年4月に導入した新機能、「理想価格設定」をご紹介します。
以前からあった価格交渉が可能なオファー機能の代わりとして登場しましたが、理想価格設定はいくつかの点でそれとは異なります。
この機能はメルカリのアプリだけでなく、Webサイトからも使用可能になっています。
ここでは、理想価格をアプリとWebサイトで設定する方法を説明します。
メルカリで購入者が理想価格を設定する方法
メルカリで商品に理想価格を設定すると、商品の価格がその設定値に達した際に通知が届く仕組みについて説明します。
ただし、理想価格設定ボタンが表示されない商品もあるため、注意が必要です。
それは以下の商品になります。
- 1000円以下の商品
- すでに値下げされている商品
- メルカリShopsで販売されている商品
- 売り切れ商品
以前のオファー機能が電化製品など特定カテゴリに限定されていたのに対し、理想価格設定はカテゴリに関係なく利用できます。
設定可能な割引率は、以下になります。
- 商品価格が1万円未満の場合:5%、8%、10%オフ
- 商品価格が1万円以上の場合:5%、10%、15%オフ
と、商品価格に応じて3種類から選べます。
アプリで理想価格を設定する手順
- 割引を希望する商品に「いいね!」を付けます。
- マイページの「いいね!・閲覧履歴」から「いいね!一覧」を開き、理想価格アイコンを選択して、希望する購入価格を設定します。
- 10%、15%、20%の中から希望する割引率を一つ選びます。
理想価格が設定された商品がその価格以下になると、「お知らせ」に通知が届きます。
この通知をタップして商品の詳細ページに移動することで、購入手続きを進めることができます。
Webで理想価格を設定する方法
- 「マイページ」の「いいね!一覧」へ行き、欲しい商品の隣にある三点リーダーをクリックします。
- 出てきたメニューから「理想価格を設定する」を選択します。
- 理想価格設定画面で、希望する価格帯を選んで「設定する」ボタンを押します。
設定価格に商品が値下がりしたら、「お知らせ」で通知が来ます。
その通知から商品ページに進み、購入手続きができます。
理想価格設定の際の注意点
理想価格設定後も購入されないことはあり得る?
理想価格の通知を受けても、出品者は必ずしも価格を下げる必要はありません。
「¥◯◯でこの商品を欲しい人が◯名います」と商品ページに表示されますが、価格を下げたくなければ無視しても大丈夫です。
価格を下げても、それが購入に繋がるとは限りません。
理想価格を設定した人のプライバシーは?
理想価格設定の通知は出品者のみに行われ、購入希望者の個人情報は公開されません。
ですから、出品者は誰が理想価格を設定したかを知ることはできません。
ただし、理想価格を設定するには「いいね!」が必要で、その商品に対して自分だけが「いいね!」した場合は、「〇〇さんがいいね!しました」と出品者に通知されるので、その場合はユーザー名が出品者に知られる可能性があります。
出品者必見:メルカリの理想価格通知チェック方法
メルカリに商品を出品して、その商品に理想価格が設定されたら、アプリでもWebでも「お知らせ」で通知されます。
通知をタップすると商品詳細ページへと直行でき、そこで「商品を編集」を選び、理想価格以下に価格を下げれば、設定したユーザーへ自動で通知が行きます。
価格を下げた際、出品者に新たな通知は来なくて、商品詳細ページに「理想価格設定者の数」の情報のみが更新されます。
「マイページ>通知設定>機能設定」で「理想価格の通知」をオンにしておくことが大切です。
オンにしていないと、理想価格の通知やユーザー数が反映されません。
通知が来なくても、「理想価格設定者の数」だけは商品詳細ページで確認できます。
メルカリの理想価格設定機能:まとめ
メルカリの「理想価格設定」機能について紹介しました。
この機能は価格交渉をコメントせずに直接できるため、購入者にとっては特に魅力的です。
出品者は価格交渉に応じるか自由に選べ、応じれば商品が早く売れることもありますが、義務ではありません。
メルカリでの売買において、出品者も購入者もお互いに利点があるこの機能を上手に使って、メルカリでの取引をもっと便利で有益なものにしましょう。
それでは、今回はここまでとさせて頂きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。