お弁当を作っていると、どうしてももう一品欲しい時がありますよね。
その時に便利なのがカニカマです。
忙しい朝でも、カニカマを使えばすぐにお弁当を彩り豊かにできます。
ただ、カニカマをお弁当に入れる際は、時と場合によっては加熱が必要になることがあります。
お弁当を安全に美味しくいただくためにも、カニカマの正しい使い方を覚えておきましょう。
この記事では、カニカマをお弁当に入れる際のポイントと、運搬時の注意点について解説します。
カニカマをお弁当にそのまま入れても大丈夫？
基本的には、カニカマは加熱済みなので、そのままお弁当に入れても問題ありません。
製造過程でしっかりと加熱されているため、追加の加熱なしでお弁当に加えることが可能です。
私も子どものお弁当には頻繁にカニカマを使っています。
そのまま入れるだけで、見た目にも鮮やかで、味も良く子どもたちからも好評を得ています。
暑い季節のカニカマの安全な使い方
カニカマはお弁当に加えるのに最適な食材ですが、気温や湿度が上昇する季節には特別な注意が必要です。
暑さと湿度は食品にとって菌の増殖条件を整え、未加熱のままでの使用は食中毒のリスクを上げる可能性があります。
『スギヨ』などカニカマの製造者は、公式ウェブサイトで夏の期間（6月から9月）は加熱してから冷やして使用することを推奨しています。
「通常はそのままでも大丈夫ですが、夏は加熱後にしっかりと冷ましてからご利用ください」とアドバイスしています。
実際に、加熱しても、開封後にお弁当への移し替え時には空気中の細菌が付着することが避けられません。
通常、低温ではこれらの細菌の活動は抑制されますが、夏の高温多湿条件下では細菌の増殖リスクが高まります。
このため、夏場にカニカマを使用する際は、再度加熱することが推奨されます。
特に高温多湿の時期には、事前に加熱し、しっかりと冷却してからお弁当に入れることで、より安全に楽しむことができます。
冷たい季節でも安全に留意
寒い季節や乾燥している時期であっても、食品の安全には注意が必要です。
面倒なことは避けたいですが、カニカマをお弁当に入れる時は以下の簡単な対策をしましょう。
- カニカマをお弁当に入れる際は、清潔な箸やトングを使う
- 開封してから時間が経ったカニカマは避ける
直接手で触れることを避けることで、菌の付着や繁殖を抑えることができます。
このような小さな工夫をすることで、より安全にお弁当を楽しむことができます。
お弁当用カニカマの加熱アイデア
夏場などお弁当が傷みやすい季節には、カニカマを予め加熱しておくと安心です。
今回は、カニカマを他の材料と一緒に調理する以外の、カニカマ専用の加熱方法を3つ紹介します。
電子レンジ利用法
- 最初にカニカマの包装を取り除き、耐熱皿に置きます。
- その後、500Wで20秒ほど電子レンジで加熱します。
この方法は手軽で簡単、カニカマをさっと加熱できます。
加熱したカニカマは柔らかくなるため、扱う際は少し冷ましてからがオススメです。
湯煎で加熱
- 他の食材を茹でる際に、カニカマも一緒に茹でます。
- 沸騰したお湯にカニカマを入れ、約20秒後には取り出して水気をしっかり拭き取ります。
この方法は他の調理と並行して行えるため、思ったよりも手間ではありません。
ただし、カニカマがバラバラにならないスティック状のものに限ります。
茹で上がった後は、水分をしっかりと除去することが大切です。
水分は腐敗の原因となり得るため、注意しましょう。
フライパンで焼く方法
- フライパンを熱し、カニカマを入れて軽く焼き色がつくまで焼きます。
フライパンを使用する方法は特におすすめです。
適度に焼くことでカニカマに香ばしい風味が加わり、味わいも一新されます。
焦げ付きが気になる場合は、少量の油を使うと良いでしょう。
バターやごま油を使って風味を加えると、更に美味しさが増します。
夏にお弁当にカニカマを使う際の注意点
夏のように気温が高い季節には、お弁当にカニカマを入れる前に加熱し、その後冷却することが大切です。
加熱したカニカマをそのままお弁当に入れてしまうと、発生した蒸気が水滴となり、食品を腐らせやすくする菌の増殖を助けてしまいます。
たとえ忙しい朝であっても、安全を優先してカニカマを冷ましてからお弁当に詰めましょう。
効率的に冷却する一つの方法として、保冷剤の使用があります。
加熱したカニカマを熱伝導率の良いアルミトレイに置き、その下に保冷剤を敷くことで、素早く冷ますことができます。
カニカマを活用したお弁当レシピ
お弁当にプラス一品加えたい時に便利な、簡単で美味しいカニカマレシピを2つ紹介します。
カニカマ入り豪華卵焼き
子どもの頃によく食べた懐かしい味、カニカマ入りの卵焼きです。
カニカマを加えることで、単なる卵焼きが見た目にも美しくボリュームアップします。
カニカマを置くタイミングは、卵が完全には固まる前がポイントです。
これで卵焼きがずれにくく、見た目も鮮やかなお弁当の一品になります。
カニカマの磯部揚げ風
ちくわの磯部揚げをカニカマでアレンジしたレシピです。
マヨネーズを混ぜ込んだ衣をカニカマにつけ、フライパンで揚げることで、手軽においしい一品が完成します。
カニカマを使用することで、満足感のあるおかずを簡単に作ることができます。
まとめ：カニカマのお弁当への加熱が推奨される理由
カニカマはそのままお弁当に入れても問題ありませんが、特に夏場は加熱してから使用することが推奨されます。
冬場においても、直接手で触らずに清潔な方法で取り扱い、開封後は早めに使い切るよう心掛けましょう。
これらの簡単な工夫で、お弁当作りをもっと楽しく、そして安全にすることができます。
